2014/01/06
Column
新年のパイ菓子『ガレット・デ・ロワ』とシャンパンで美味しく運試し!
フランスの新年のお菓子「ガレット・デ・ロワ」
フランスでは、新年にガレット・デ・ロワというパイ菓子が、いっせいにお菓子屋さんやパン屋さんに並びます。
キリスト教の祭日である公現祭(1月6日)に、シャンパーニュやスパークリングワインと共にフランスで食べられる伝統的なお菓子です。
「ロワ」とはフランス語で「王たち」を意味し、キリストの誕生を祝って東方よりやって来た3人の賢者(王様)を表しています。
当たれば一日王様!
ガレット・デ・ロワは、パイ生地にアーモンドクリームが入ったもので、フェーブと呼ばれる小さな人形が1つ中に隠されています。
このパイを大勢で切り分けて食べ、フェーブが入っていた人が金銀の王冠を授かり、その日1日王様として祝福されます。また、その幸運は1年継続するとも言われる楽しいお菓子です。
フェーブとはソラマメを意味し、もともとは本物のソラマメを使っていたようですが、現在は陶器の人形やアーモンドなどを入れているようです。
市販のパイ生地を使えば簡単!
日本でも、ケーキ屋さんやパン屋さんなどで扱うところも増えてきましたが、今回は手作りで作ってみました。市販のパイ生地を使うと、簡単につくることができますよ。
シャンパンも用意して、美味しく楽しい時間をお過ごしください!
<ガレット・デ・ロワ(15cm)>
【アーモンド・クリーム】
全卵 1個
バター(食塩不使用) 40g
粉糖 40g
アーモンドプードル 60g
【ガレット・デ・ロワ組み立て】
卵黄 少々(パイ生地ツヤ出し用)
冷凍パイシート 2枚
粉糖 少々(仕上げ用)
アーモンド 1粒(またはフェーブ)
①室温に戻したバターをクリーム状にし、粉糖を数回に分けて混ぜ、といた全卵を入れる。そこにアーモンドプードルを入れ、生地をまとめてラップで包み、冷蔵庫で30分程寝かせる。
②解凍したパイシートを伸ばして、パイ皿(15cm)に1枚敷く。
パイ皿の底の円周に卵黄を塗り、塗った内側に絞り袋でアーモンドクリームを真ん中から円を書くように絞っていく。※この時、アーモンド1粒もしくはフェーブを入れる。
③もう一枚のパイシートをパイ型に伸ばし、塗った卵黄の上に重なるように被せ、フタをする。フタに好きな模様をナイフで付ける。
④オーブン200℃で40分焼き、一度取り出して粉糖をフタの表面にふり、再度200℃で8分程焼いて完成!