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2017/02/10

Column

「白ワインの女王」シャルドネの味わいを引き出すグラスの条件とは

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フランス・ブルゴーニュを原産地とするシャルドネは、ピノ・ノワールとグーエ・ブランの自然交配によって生まれた白ぶどう品種。

「白ワインの女王」とも評されるシャルドネの味わいを引き出す、ワイングラスをご紹介します。

最も有名な白ワイン用品種——シャルドネ

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世界中で栽培されているシャルドネは、最も有名な白ワイン用品種といって過言ではないでしょう。

品種的な特徴は、グレープフルーツや花の蜜、蜂蜜をなど髣髴とさせる優雅な果実味——しかし、シャルドネの最大の特性は、そうした品種的特徴を備えながらも、「造り」や「テロワール」によって、さまざまな表情を見せる多面性です。

品種に——ではなく、ワインのスタイルに寄り添うグラスを

さまざまな表情を見せるシャルドネ

シャルドネとひと口に言っても、ワインのスタイルはさまざまです。

清楚な果実味を際立たせたシンプルな造り、樽を効かせてトーストやナッツなどの香ばしさを纏わせた複雑な味わい、太陽輝くニューワールドでは、トロピカルフルーツを髣髴とさせるように濃厚な凝縮感をたたえたリッチな味わい――などなど、造りやテロワールによって、驚くほど多様なバリエーションを有しています。

品種本来の味香を活かし、清楚な果実味を際立たせたシャルドネに

シャルドネの特徴である、端正な果実味を活かした典型的なワインが「シャブリ」です。グレープフルーツや蜂蜜を髣髴とさせるアロマをもちながら、押し付けがましくなく、心地よい、身体に沁みる味わいです。

「シャブリ」グラスのすぼまった口径は、酸味とミネラルのバランスを整え、品種本来の個性を際立たせた清楚な果実味を楽しむのに最適のかたち。

毎日飲んでも飽きのこないシャブリには、ステム(脚)と台座がないカジュアルなワインタンブラー、<リーデル・オー シリーズ>の『ヴィオニオ/シャルドネ』グラスがおすすめ。

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また、リーデルの最高峰、ハンドメイドの<リーデル・スーパーレジェーロ シリーズ>の『ヴィオニエ/シャルドネ』グラスを用いれば、端正な味香が引き立ち、品格の高い味わいを満喫できます。

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重厚な樽のニュアンスを纏わせた、リッチでエレガントなシャルドネに

香ばしくリッチな樽のニュアンスを纏わせた「重厚なシャルドネ」の典型的ワインが「モンラッシェ」です。

リーデルのモンラッシェ対応グラスは、口径が大きく、ワインが舌の上に広がるようにつくられており、上品な酸と、豊かな樽の香りが楽しめます。

<ブラック・タイ シリーズ>の『モンラッシェ』(シャルドネ)グラスは、台座に漆黒のブラッククリスタルがあしらわれ、特別な時に相応しいゴージャスな装い。

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また、フルボディで凝縮感のある「新しいスタイルのワイン」のために生まれた<ヴィティス シリーズ>の『オークド・シャルドネ』グラスは、トロピカルフルーツなどを思わせる華やかなニューワールドのシャルドネにも対応。幅広くご使用いただけます。

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シャルドネ種を用いたスパークリングワインを堪能するには

シャルドネは、スパークリングワインに用いられる最もポピュラーな白ぶどうでもあります。リーデルのスパークリングワイン対応グラスは、キリリと引き締まったシャルドネの味香を存分に開かせます。

まるで大女優——シャルドネの魅力

シャルドネは、楚々とした淑女にも、ゴージャスなモデルにも、誰にも好かれるアイドルにも、見事になりきってしまう大女優のような品種。しかしそれも、「端正で可憐」というしっかりとした芯があればこそ発揮できる実力です。あたかも名プロデューサーのように、ベストマリアージュのグラスを用いて、シャルドネの魅力を開花させてみてはいかがでしょう?

Author: 高山 宗東

  • 髙山 宗東muneharutakayama
  • ワインコラムニスト・歴史家・考証家・有職点前(中世風茶礼)家元

専門は近世史と有職故実。歴史的観点を踏まえてワインのコラムなどを執筆。
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