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2016/07/15

Column

<リーデル・ヴェリタス シリーズ>で味わうカベルネ・ソーヴィニョンの魅力

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<リーデル・ヴェリタス シリーズ>は、ハンドメイドの風格と、マシンメイドにしかできない精密さの両方を兼ね備えたライン。繊細で、耐久性にも優れた<リーデル・ヴェリタス シリーズ>のグラスの魅力を、カベルネ・ソーヴィニョンの品種的特徴から繙いてみましょう。

カベルネ・ソーヴィニョンを華開かせるグラスとは?

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小粒で果皮が厚いカベルネ・ソーヴィニヨンという品種は、皮と果肉の間にトロトロの旨味成分をたっぷりとたたえています。果実味、酸味、渋味が絶妙に調和した濃厚な味わいは、世界中に多くのファンを持っています。

こうした魅力たっぷりの赤ワインには、どのようなグラスが適しているのでしょうか。

品種特製を際立たせる<ヴェリタス シリーズ>

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同じ品種でも、ワインのスタイルが異なればグラスは異なる

<リーデル・ヴェリタス シリーズ>は、ぶどう品種の特徴に特化してつくられた、 “ぶどう品種別グラス” 。同じ品種を用いながらも、生産地やワインの製造方法によってワインのスタイルが異なる場合は、それぞれに適したグラスが用意されています。

リーデルのベストセラーともいうべき<ヴィノム シリーズ>より平均15%も背が高く、25%も軽量。エレガントな仕上がりにも関わらず、耐久性にも優れ。食器洗濯機での洗浄も可能です。

カベルネ・ソーヴィニヨンの魅力を充分に開花させるグラス

カベルネ・ソーヴィニヨンの品種特性のひとつが、エレガントなタンニンです。その魅惑的な「渋味」がストラクチャーの根幹を支え、長期の熟成に耐える強かさを生み出します。しかし、グラスの選択を誤ると、渋味ばかりが強調されてしまうことも。

複雑で芳醇な香りを解きほぐすには、大きなボウルが必要条件。黒系果実、スパイス、樽などの複雑な香りが、鼻腔を優しく包み込みます。

また、ゆるやかなすぼまりによって、豊かな香りが集約されます。大きな口径から口中へと注がれるワインは、ゆっくりと舌の横へと広がり、ゆったりとした流れで舌の中央付近へ導かれ、豊かな果実味の印象をしっかりと残しつつ、じんわりと喉の奥へと消えていきます。こうして力強いタンニンはやわらぎ、厚みあるボディが堪能できるというわけです。

実は、「赤ワインの渋みが苦手」な方向けのグラス

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<リーデル・ヴェリタス シリーズ>のカベルネ・ソーヴィニヨン/メルロ(ボルドー)のかたちは、カベルネ・ソーヴィニヨンのみならず、メルロ、カベルネ・フランなどのボルドー品種から作られる赤ワインに最適な形状。心地よい渋味をもつフルボディのワイン全般、よくその実力を引き出します。

良質の黒ブドウからつくられたワインがもつしたたかなタンニンを、やわらかな印象でプレゼンテーションし、まるで果実味に包み込まれているかのような印象を感じさせてくれるグラスは、むしろ、「赤ワインの渋みが苦手」という方にこそおすすめです。

Author:高山 宗東

  • 髙山 宗東muneharutakayama
  • ワインコラムニスト・歴史家・考証家・有職点前(中世風茶礼)家元

専門は近世史と有職故実。歴史的観点を踏まえてワインのコラムなどを執筆。
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