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2020/05/14

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ワイン愛好家へのギフトに、自分へのご褒美に! ワインの抜栓をワクワク感満載のエンターテイメントに変えるワイングッズとは【シャトー・ラギオール】

今回ご紹介するワイングッズは、「抜栓」に「ワクワク感」をもたらし、ひとつのエンターテインメントに変えてくれる逸品、ソムリエ・ナイフの最高峰「シャトー・ラギオール」です。

初めて購入したラギオールが…

1998年にソムリエ資格を取得した自らへのご褒美に購入したのが「ブラックホーン」。
当時、飲食店勤めだった庄司の給料から考えるとかなり高価なものでしたが、「ソムリエになったら絶対に持ちたい!」と願っていたものだったので、頑張って購入したのです。

水牛の角の根元部分をハンドルに使用した、最もシンプルな初期モデル。長らく愛用していたのですが・・・。

リーデル・ジャパンに勤めて数年たった頃、確か10代目のゲオルグ・リーデル来日時のビッグイベントでのどさくさの中で、会場におき忘れてしまったのか、不覚にも紛失してしまったのです。

ショックでした。。。それ以来、このことがトラウマになり、またグラス・テイスティングでの出張もとても多くなってきた時期でもありましたので、割り切って「無くしても大丈夫」なレベルの、安価なものを使っていました。そんな時期が長く続いたのです。

勤続20年のお祝いに、憧れの「グラン・クリュ」を!

ところが、勤続20年を迎える今年。誕生日 & 20年目のプレゼントとして、奥さんが「シャトー・ラギオール」をプレゼントしてくれることになったのです。思い出の「ブラックホーン」にしようかと思ったのですが、ここは気分一新、白っぽい「ブラウンホーン」、しかも「グラン・クリュ」を購入することにしました。

そしてついに、我が家に届いたのです!

高級感のあるボックスにびっくり!

ダンボールを開けて最初にびっくりしたのは、ソムリエナイフのサイズ感に比べてかなり大きめな高級感のあるボックス。初めて購入した20年前には、こんなに立派なボックスではなかったと思います。マットな質感の黒いボックスに「Chateau LAGUIOLE」「MADE IN FRANCE」の文字と「ミツバチ」の意匠が、光沢のあるシルバー仕上げで刻印されていて高級感満載です。さすが「シャトー・ラギオール」。

厳かに上蓋を外すと、まず目に入るのが「保証書」と「メンバーカード」。「メンバーカード」の裏面にはQRコードがあり、ここからメンバー登録します。この登録と「保証書」により、永久保証(※)を受けることができるのです。一生ものの道具ですから、この保証は嬉しいですね。

(※)保証内容につきましては、保証書、もしくは日本総販売元 日本クリエイティブ社のシャトーラギオールの修理についてをご参照ください。

ソムリエナイフ本体とご対面!

そして、この保証書を取り出すと、そこには憧れの「グラン・クリュ」が。

思ったよりも全体に白っぽいですね。

「ブラウンホーン」は、水牛の角の先端部分を使用しているので、モノによっては、もう少し黒味のあるマーブルっぽいものもあるそうです。それはそれで魅力的かな、とも思ったのですが、今回届いたものは、全体的にモノトーンで明るめの色合いでした。

これも手作りならではの「ムラ」ですし、1本1本それぞれに風合いが異なるのも自然の素材を使用した「ブラウンホーン」の魅力のひとつ。節目のギフトに届いた「ご縁」を大切にしたいと思います。

「適度な重み」という見えない特性

長らく、その時々で手に入った、比較的安価なソムリエナイフを使ってきたので、久々に手にした「ラギオール」は、ズシリとした存在感を感じさせてくれます。

この「重すぎず、軽すぎない」という、あらゆる優れた道具に共通する要素を、この「シャトー・ラギオール」もまた、当然のように備えています。

この絶妙な重量感は、コルクにスクリューを挿入する時、テコの原理でコルクを引き上げるとき、またコルクからスクリューを抜く時など、あらゆる場面で、想像以上に大きな役割を果たしています。これは目には見えない特性ですが、より軽いカジュアルなソムリエナイフを使い続けていたからこそ感じる、とても大切なポイントです。

「手で抜栓する」のではなく、極端に言えば「抜栓するのはあくまでもソムリエナイフで、そのために必要な動力を、手からソムリエナイフに少しだけ加えている」「抜栓の動作の最初に、少し力を加えれば、後は勝手にソムリエナイフが必要な動きをしてくれる」という感覚になるのです。

使い続けることで、さらに自分に馴染んでくる道具

このフック部分は留め具が硬めに仕上げてあるようで、上の写真のように、ひらく途中で止めても、その場で固定されるのですが、長らく使い込んで何回となく開閉を繰り返していると、留め具が緩くなってきて、プラプラと動くようになります。

そのくらい「緩くなった方が使いやすい」という人もいれば、「固く固定された方が良い」という人もいるようです。

使い込んでゆく中で、さらに自分に合った状態に馴染んでくる。これも、一流の道具ならではの楽しみですね。

絶妙な塩梅、本物ならではの刃付けが生み出す「噛みつき」

色々なソムリエナイフを使ってきましたが、ナイフの切れ味(鋭利さ)で言えば、シャトー・ラギオールを超える鋭いナイフのものはいくつかあります。

けれども、「キャップシールにナイフが、グッと噛みつく」感触はシャトー・ラギオールが群を抜いているように感じます。

この「噛みつき」を生み出しているのが、本物ならではの丁寧な「刃つけ」にあるそうです。最近は、プラスチック素材のキャップシールもよく見かけますが、シャトーラギオールの「噛みつき」があれば、刃がスベることなく、カットができます。

絶妙なカーブは、「抜栓」という作業が生み出した必然

いよいよ、コルクにスクリューを挿入し終わって「さぁ、テコの原理でコルクを引き上げるぞ」という時に本体部分をしっかりと握ります。この時の、手のひらにしっくりと馴染む、本体の緩やかなカーブ。視覚的にも優美な曲線ではありますが、決して、それを目的としたカーブではないことは、実際の「抜栓」作業の中での手のひらへのフィット感が教えてくれます。

この絶妙な曲線は、「抜栓」という一連の動きが求めた必然なのです。このフィット感があってこそ、「抜栓」作業の中で生まれる動力が、寸分も無駄に逃げることなく、コルクを引き上げるというその1点へ集約するのです。「シャトー・ラギオール」、恐るべしです。

黒革のケースが嬉しい

そしてやはり嬉しいのが、革のオリジナルケース。以前購入した時には、確か、ブラウンだったと思いますが、今回は黒革。留め金には、もちろん「ミツバチ」の彫り物が。

実際に抜栓しました!

実際に抜栓です。記念すべき「マイ・グラン・クリュ」での抜栓1本目は、YouTube動画「リーデルわいん部」の新シリーズ、「お家でワークショップ(第2回)」で登場する、岩の原葡萄園さんの「ブラッククイーン2011」。その様子は、ぜひ動画でもご覧ください。

やっぱり良いですね、ラギオール!。

これまで書いてきましたが、手のひらに馴染むフィット感、スクリューがコルクに入ってゆくスムーズさ、コルクを引き上げる時の腕の力が逃げることなく正しいベクトルで作用している安心感。。。

「一流の道具」は、さすがにいいものですね。派手さはありませんが、使い込んでゆくほどに愛着がわき、手に馴染んできます。

一期一会のワイン、どんな道具で抜栓しますか?

ワインの「香り」「味わい」だけではなく、「抜栓」にワクワク感をもたらしてくれる「シャトー・ラギオール」。

これからの人生で、いったい何本のワインを抜栓するのでしょうか。ものすごく沢山という人もいれば、それほど多くはない方もいると思います。

ただ、目の前のワインとの出会いは一期一会。

目の前のワインを、抜栓から味わい尽くす。

そのために欠かすことのできない道具が「シャトー・ラギオール」なのです。

■ シャトー・ラギオール 商品紹介|リデール公式オンラインショップ
https://shop.riedel.co.jp/lp/chateaulaguiole/

  • 庄司 大輔Daisuke Shoji
  • (社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ/リーデル社 ワイングラス・エデュケイター

1971年神奈川県生まれ。明治大学文学部文学科卒業、専攻は演劇学。 塾講師、レストラン勤務などを経て、1998年(社)日本ソムリエ協会公認ソムリエ呼称資格取得。1999年にボルドー地方サンテミリオンの「シャトー・トロットヴィエイユ」で学ぶ。2001年リーデル・ジャパン入社、日本人初の「リーデル社グラス・エデュケイター」となる。リーデルグラスとワインの深いつながりやその機能を、グラス・テイスティングを通して広く伝えるため、文字通り東奔西走している。
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