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2019/02/03

Wine

ニュージーランドのワイナリーは美しかった【後編】

ニュージーランドワイナリー訪問記も最終編です。

エレファント・ヒルのワイナリーで優雅なブランチタイム

 

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ホークス・ベイのワイナリー「エレファント・ヒル(”Elephant Hill”)。こちらに併設されているレストランのテラスからは、ブドウ畑と海が見渡せる絶好のロケーションです。

お料理も素晴らしく、晴れた日のテラスでいただくワインとのペアリングは至福のひとときです。

NZ国内屈指のピノ・ノワールをつくるアタ・ランギ

世界的な評価も高い、素晴らしいピノノワールを造るアタ・ランギ。ニュージーランド北島の南に位置するワイララパのサブ・リージョン、マーティンボローにあります。

マーティンボローのワイナリーの中でも、最も古い1980年に創業したワイナリーの1つです。アタ・ランギとはマオリの言葉で<新しい始まり、夜明けの空>という意味があり、開拓者であるワイナリーらしい名前です。

殺虫剤や合成肥料、除草剤を使わず、手摘みで収穫し、自然酵母によるワイン作りを行っているのも特徴です。

アタ・ランギのピノ・ノワール「エイベル・クローン」は、旅行者がロマネ・コンティの畑から持ち帰った苗木を、税関職員だったエイベル氏が没収して植えたものとも言われています。

オークランドのレストランといえばSidart

ニュージーランド国内のフードアワードを多数受賞し、高い評価を得ているシェフ、シド・サラワット。2018年メトロのオークランド ベストレストランも受賞しました。

インド出身の彼は、モダンインド料理レストランの有名店Cassiaも経営していますが、ここSidartで提供するのは、繊細なフレンチベースのオセアニア・キュイジーヌです。

お料理のコースに合わせて、ソムリエがワインを選んで提供してくれるペアリングオプションがあるのも、ワインラバーには嬉しいところ。

料理を知り尽くしたソムリエが選ぶワインは、見事なペアリングの相乗効果で、料理もワインも一段と美味しく楽しめます。

ワイングラスは、リーデルの姉妹ブランド”シュピゲラウ”のグラスでした。

ニュージーランドのワイナリーは美しかった【前編】
ニュージーランドのワイナリーは美しかった【中編】
  • 白水 健Ken Shiramizu
  • (社)日本ソムリエ協会公認ワインアドバイザー/リーデル社認定ワイングラス・エデュケイター

1980年東京都生まれ。学生時代にビストロでのアルバイトを通じてワインに魅了され、ソノマのワイナリーを巡りブドウの収穫を手伝うほどワインにのめり込む。大学卒業後、ワインショップに入社。店舗でリーデルグラスも販売していたことがきっかけでリーデル・グラス・テイスティング・セミナーを受け、開眼。グラス・エデュケイターを目指し、2003年にリーデル・ジャパンに転職。リーデル渋谷店店長を務めた後、2005年(社)日本ソムリエ協会ワインアドバイザー資格取得。リーデル・ジャパン本社へ異動と同時に日本人で第3番目の「リーデル社グラスエデュケイター」となる。これまで飲み溜めたワインの話と共に、ライブ感溢れる語り口で聞き手を魅了している。
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